無線LAN/Bluetooth 対応製品使用上のご注意
2.4GHzの周波数帯では、電子レンジなどの産業・科学・医療用機器のほか、他の無線LANシステム、工場の製造ラインなどで使用される免許を要する移 動体識別用構内無線局、免許を必要としない特定小電力無線局、アマチュア無線局など(以下「他の無線局」と略す)が運用されています。

- 本製品の使用前に、近くに医療機関や工場がないことを確認してください。
- 万一、本製品と「他の無線局」との間に電波干渉が発生した場合には、速やかに本製品の使用チャンネルを変更するか、使用場所を変えるか、または本製品の運用を停止してください。
- 無線LANの2.4GHz帯を使用している無線設備は、全帯域を使用し、かつ移動体識別装置の帯域を回避可能です。変調方式としてはDS-SS方式およびOFDM方式を採用しており、与干渉距離は40mです。
- Bluetooth® 対応製品は2.4GHz帯を使用する無線設備で、全帯域を使用し、かつ移動体識別装置の帯域が回避不可です。変調方式としてはFH-SS方式を採用しており、与干渉距離は10mです。
- 無線LANでの通信とBluetooth® 機能での通信を同時に利用できない場合があります。
- ワイヤレス製品は日本仕様のため、日本国内以外ではご使用になれません。
- 心臓ペースメーカーの装着部位から22cm以上離してください。電波によりペースメーカーの作動に影響を及ぼすことがあります。
- 無線LANではセキュリティの設定をすることが非常に重要です。
無線LANでは、LANケーブルを使用する代わりに、電波を利用してパソコン等と無線アクセスポイント間で情報のやり取りを行うため、電波の届く範囲であれば自由にLAN接続が可能であるという利点があります。
その反面、電波はある範囲内であれば障害物(壁等)を越えてすべての場所に届くため、セキュリティに関する設定を行っていない場合、以下のような問題が発生する可能性があります。
■通信内容を盗み見られる
悪意ある第三者が、電波を故意に傍受し、
-IDやパスワード又はクレジットカード番号等の個人情報
-メールの内容
等の通信内容を盗み見られる可能性があります。
■不正に侵入される
悪意ある第三者が、無断で個人や会社内のネットワークへアクセスし、
-個人情報や機密情報を取り出す(情報漏洩)
-特定の人物になりすまして通信し、不正な情報を流す(なりすまし)
-傍受した通信内容を書き換えて発信する(改ざん)
コンピュータウィルスなどを流しデータやシステムを破壊する(破壊)などの行為をされてしまう可能性があります。
本来、無線LANカードや無線アクセスポイントは、これらの問題に対応するためのセキュリティの仕組みを持っていますので、無線LAN製品のセキュリティに関する設定を行って製品を使用することで、その問題が発生する可能性は少なくなります。
無線LAN機器は、購入直後の状態においては、セキュリティに関する設定が施されていない場合があります。
従って、お客様がセキュリティ問題発生の可能性を少なくするためには、無線LANカードや無線LANアクセスポイントをご使用になる前に、必ず無線LAN機器のセキュリティに関する全ての設定をマニュアルにしたがって行ってください。
なお、無線LANの仕様上、特殊な方法によりセキュリティ設定が破られることもあり得ますので、ご理解の上、ご使用下さい。
セキュリティの設定などについて、お客様ご自分で対処できない場合には、「富士通パーソナル製品に関するお問い合わせ窓口」までお問い合わせ下さい。
当社では、お客様が セキュリティの設定を行わないで使用した場合の問題を充分理解した上で、お客様自身の判断と責任においてセキュリティに関する設定を行い、製品を使用することをお奨めします。